興味深い記事の紹介。米国の中間層の所得に関するデータ。
前提
中間層の定義
年間世帯所得が中央値の3分の2から2倍の範囲内である場合、中間層に該当と判定。州によって中央値の所得は異なるが、ここではソースで示された全米平均を基準として使用。
データ元は米国国勢調査局、すべての金額はインフレ調整済み。
2023年のアメリカ世帯所得分布
2023年の中央値所得は80,060ドルで、この値を基準に、53,000ドル~161,000ドルを中間層と定義。この範囲に該当する世帯は全米の約40%に該当。
以下は世帯所得分布の詳細な内訳。
年間所得 | 全世帯の割合 | 世帯数(千世帯) |
---|---|---|
15,000ドル未満 | 7.4% | 9,783 |
15,000~24,999ドル | 6.7% | 8,857 |
25,000~34,999ドル | 6.9% | 9,122 |
35,000~49,999ドル | 10.3% | 13,617 |
50,000~74,999ドル | 15.7% | 20,755 |
75,000~99,999ドル | 12.1% | 15,996 |
100,000~149,000ドル | 17.0% | 22,474 |
150,000~199,999ドル | 9.5% | 12,559 |
200,000ドル以上 | 14.4% | 19,036 |
注目点
国勢調査局が定義する収入帯を見ると、最も多い割合を占めるのは100,000ドル~149,000ドル(17%)。それに次ぐのが50,000~74,999ドル(15.7%)で、これらは中間層の上限および下限でもある。
さらに興味深いのは、200,000ドル以上の所得層が全世帯の14.4%を占め、3番目に大きな割合となっている点。
(元記事)
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